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第9回
『1.17KOBEに灯りを』(府中市→神戸市)

 今回は府中を飛び出まして、1月16日(日)、ボランティアグループの「であいふれあいクラブ」に同行して、神戸の震災イベント『1.17KOBEに灯りを』(神戸市中央区東遊園地)の支援活動の模様を取材してきました。

 今回で8回目の参加となるボランティア活動も充実してきて、募集には48名もの方々が表明し、当日は3名の方があいにく風邪で熱を出されて欠席しました。今回人数も多くなったということで、大型観光バスを貸しきりました。

 バスは定刻どおりの7時、一路神戸へ向けて府中市の福祉会館を出発にしました。車内では、世話人の楢崎さんが神戸での活動内容を説明し、その後平成大学の学生さんからのクイズもあり、リラックスしたムードで過すことができました。

 その後バスは、2回のトイレ休憩をはさみ中国自動車道の神戸西インターチェンジを降りると、真新しい住宅や高層マンションが目に付くようになり、街全体が昔のたたずまいと思わせるものが見ることができませんでした。

 12時半からの竹筒立ての作業まで時間があり、楢崎さんの方からフェニックスプラザ(阪神・淡路大地震復興支援館)にぜひ立ち寄るようにとの事で、三宮駅前で下車しました。

 入館して神戸の立体模型地図を見ていると、突然一人の男性に声をかけられました。被災に遭われて、「現在もPTSD(心的外傷後ストレス障害)に患っていて、いても立ってもいられず、大阪からやってきました」という窪田 實さん。私はテレビでしか神戸の震災のことを知りませんでした。実際に被災に合わせた方に会うのがこれで初めてで、その言葉の節々に震災のすごさを感じ取ることができました。

 フェニックスプラザでは、震災の状況をパネル展示しており、その被害の大きさを改めて知ることができる。「激動の記録」、「兵庫南部地震と活断層」、「地震の背景」、「分野別被害状況」、「被害の特徴」、「防災の知識」など展示されおり、ビデオ映写、パソコンでの情報が見ることができます。

 フェニックスプラザを見学の後、私は東遊園地に向かいました。。会場となる広場の横では、『慰霊と復興のモニュメント』の除幕式が行われていたようで、一般に公開しているようなので、その中へ入ってみました。モニュメントの地下には、神戸市民の犠牲者となられた方々の名前がプレートに刻まれおり、その数は4515人。やはり、その数はあまりにも痛ましい数。

 食事を公園の後、東遊園地の広場に移動。今回の活動は大きく分けて2つ。竹筒立て(ロウソク立て)の活動の他に、仮設テントでの味噌田楽、わたがし、ポップコーン、ミニ盛り花を募金のための販売。

 竹筒並べがいっせいに始められ、であいふれあいクラブ以外のボランティアの方々も一緒になって熱心に作業をしていました。どこの人とも知れない人々が何の隔たりもなく一生懸命なって取り組んでいる姿は、とても感動的でした。  

 1月17日のテレビ、新聞の報道されたのをご覧になられた方も多いかと思いますが、あのヘリコプターからの空撮で「1.17KOBE」という文字の一つ一つが、この竹筒に灯されたロウソクの灯りだったのです。ロウソク立ては、竹筒に水をいれ、そこに大きなロウソクを浮かべているのです。

 この竹筒は全国から寄付させたさせたもので、使われた後は竹炭にしてリサイクルしているということで、場内の他のボランティアグループのテントで売られていました。 

 2時半からは、特設ステージにてボランティアで集まったミュージシャン、学生の演奏が披露されました。トップバッターに楢崎さんと交流のある愛称“よっちん”も出演され、ユーモラスがある心温まるフォークソングを届けていました。

 であいふれあいクラブのテントでは売れ行きが好調で、ほとんどを売り尽くしました。そして、5時前には後片付けをして、小雨の降り始めた神戸を後にしました。帰りのバスの中では、今回参加して本当によかったという声があちらこちらで聞こえていました。

 このような活動の輪が全国各地に広がってくれることを切に祈っています。

●撮影・文:菅原 功次 / antonio@fits.co.jp

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