| --------------------------- Libretto M3 で Linux:その2 --------------------------- |
インストールしたてのVine(のカーネル)では、APMが有効になっていない。そのままだと、ハイバネーションやサスペンド、バッテリ残量のチェックや警告といった、ノートPCには欠かせない機能が使えないし、シャットダウンしても本体の電源が落ちない。これを有効にするには、起動時のプロンプトで、[ToC]
LILO boot: linux apm=on
と打ち込む。そうやって起動してみて、おかしなことが何も起こらなければ、/etc/lilo.conf にAPMを有効にする設定を書き加える。
image=/boot/vmlinuz-2.0.36-3v13 append="apm=on" label=linux root=/dev/hda1 read-only
「append="apm=on"」を追加するだけ。そして、
# lilo
を実行する。
/etc/lilo.conf を編集してAPM機能は有効になり、「shutdown -h now」で電源が落ちるようにはなるし、apm や wmapm 等でバッテリ残量の確認はできる。しかし依然として、サスペンドやハイバネーションができない。どうすればいいのか手順がよくわからず、試行錯誤を開始する。[ToC]
どうやら、BIOSの設定をいじることになるらしい、と何となく分かってくる。が、困ったことに、M3のマニュアルにはBIOS設定画面を呼び出すための方法が書いてない。ネットを彷徨して探った結果、電源入れて「TOSHIBA」のロゴが現われたところで「Esc」キーを押しておけばいい、と判明。
サスペンド等に関連するのは、「OTHERS」項目の「Power-up Mode」のようだ。ここを「Resume」に変更。「Panel Power On/Off」を「Enabled」にすると、蓋を開けるだけで勝手に電源が入ってLILOが起動してしまう、というかっこいい(危なっかしい)使い方も可能。
「Battery Save Mode」のとこで、モニタの輝度他を設定。明るすぎる画面は苦手だし、バッテリの持続時間も考慮して、「Semi-Bright」を選ぶ。
BIOSの設定に手を加えたり、apmの設定を再起動なしで変更できるという、非常に便利そうなツール「libapm」の存在を知り、さっそくダウンロードして試す。rootになって、[ToC]
# libapm Power Management for Libretto V1.0beta5 +-----------------------------------------------------------+ | 0) Power-up Mode : Hibernation | | 1) Standby Time : Unknown | | 2) System Auto Off : Disabled | | 3) Panel Power On/Off : Enabled | | 4) Alarm Power On : Disabled | | 5) LCD Power : Unknown | | 6) Volume : Unknown | | 7) Off (Suspend/Hiber): Suspend | +-----------------------------------------------------------+無念なことに、「3) Panel Power On/Off」の他は libapm で調節するのに成功しておらず、滅多に利用する機会がない。「5) LCD Power」が使えたら有難いんだけど。
BIOSをいじって、「Power-up Mode」を「Resume」に変更したおかげで(多分)、電源ボタンを押すとサスペンドしてくれるようになった。「Panel Power On/Off」を「Enabled」にしていた間は、蓋を閉じるとサスペンドしてたんだけど、これは思ったよりも不便であることがすぐに判明し、「Disabled」に戻した。[ToC]
ハイバネーションの方は、うまくいかない。残念ながら。
「libapm」がどうもうまく働いてくれないので悩んでいたところ、本屋で立ち読みした雑誌に、「M3対応のlibapmってのが別にある」らしいという記事を見つけ、さっそくネットの中へ探しに行く。[ToC]
それらしきものは発見できない。ただ、libapmから辿って見つけた「setss」という、SS1000用のBIOS設定ツールが気になる。SS1000シリーズ以降、ハイバネの方法が変わっているという噂なので、M3でも使えるかもしれない。ダウンロードして試す。rootになって、
# setss SS1000 BIOS Setting Utility V1.0 Copyright(C) M.Iizuka +-----------------------------------------------------------+ | 1) Battery Status : User Setting | | Processing Speed : High | | CPU Sleep Mode : Enabled | | Display Auto Off : 30Min. | | HDD Auto Off : 30Min. | | System Auto Off : Disabled | | LCD Brightness : Bright | | 2) Display Stretch : Disabled | | 3) Power-up Mode : Resume | | 4) Alarm Power On : Disabled | | 5) Panel Power On/Off : Disabled | | 6) System Beep : Enabled | | 7) Low Battery Alarm : Enabled | | 8) Panel Close Alarm : Disabled | +-----------------------------------------------------------+あらら、設定項目がlibapmとかなり違う。半信半疑で、
# setss /lcdbrt:semi
すると、画面の明るさがあっさりと変更できたではないですか。他のパラメータをいじることは余りないと思うんだけど、これだけでも実に有難い。画面を明るくするためにいちいちリブート、なんて不条理だもの。