Moebius & Beerbohm  メビウス&ベーアボーム

『ストレンジ・ミュージック』
キャプテン・トリップ・レコーズ (CTCD-601)、2007年。

"Strange Music"
Sky Records best. nr. 071, 1982.

Strange Music

  1. Subito [2.47]
  2. White House [5.34]
  3. Fortschritt [4.40]
  4. Clarks Shiraz [4.31]
  5. Ying Yang [6.21]
  6. 883 [6.49]
  7. Glucose [4.03]

Dieter Moebius: ?
Gerd Beerbohm: ?


Aufname und Mix: Moebius
Endmix: Cony Plank


メビウスはクラスターの人。ベーアボームはその友人。

メビウスと言えば一応、電子音楽の大師匠・達人のはずなのだが、素性不明 の素人らしきベーアボームが加わることで、その電子音は自家発電的な供給不安 定性を帯び、ただでさえ薄暗い電灯が点いたり消えたりするかの如き有様。幼児 的で単調なドラムと相俟って、とことんチープで阿呆陀羅な破壊音楽に変貌して しまった。自意識や反省の色というものがほとんど感じられず、何かの衝動や欲 望に突き動かされているわけでもなく、奇態な原生動物が自然発生してきちゃっ たような掟破りな音。「チャールズ・ヘイワードとチャールズ・バレンの二人組 に素人のガレス・ウィリアムズが加わることでディス・ヒートが誕生した」故事 を思い起こさずにいられない事例が、ここにまた一つ。

マーキー別冊『ジャーマン・エレクトロ・リミックス』186ページの小さな白 黒写真でしかジャケットを見たことがなかった。キャプテン・トリップの英断で 実現した紙ジャケを入手してしげしげ眺めてみると、TVに映るこの男女はマルコ スとイメルダにしか見えないのである。


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Last Modified: Sep 27, 2007