Macintosh で NetBSD |
メール環境の整備に取りかかる。の前に、ダイアルアップでプロバイダと 接続するための準備。「三浦本」(180頁以下)を参照し、pppd をインストー ルして使うことにする。「神山本」はISDNとルータの環境を前提にしているの で、ダイアルアップ接続に関する直接指導はない(参照URLのみ)。
日本語メールの送受信を行うには Mule を使うのが常道らしく、「神山本」 も「三浦本」も Mew と IM を使うよう示唆してあるところは共通。もともと Mule(Emacs)が使いたくてフリーUNIXに手を出したようなものだから、Mule の利用は大歓迎。
メールの受信方法は「神山本」と「三浦本」でちょっと違う。「神山本」 は Fetchmail がプロバイダからメールを取ってきて Procmail に渡し、 Procmail がメールを分配するという方法。「三浦本」にも Fetchmail を使っ た方法が載っているけど、Mew の解説では IM(imget)に直接メールを取りに 行かせる方法を紹介してある(これだと Fetchmail は必要ない)。
両方試してみたが、Fetchmail がエラーばかりで動いてくれない。設定が 間違っているのだろう。どこが間違っているかわからないので、IM(imget) の方法に頼ることにする。こちらは異常なく機能。IM は Perl のスクリプト なので当然 Perl がないと動かない。パッケージからインストールしておいた。
ftp。これは標準で装備されてる。Mew のパッチ(1.92.1〜1.92.4)をダウ
ンロードするのに使った(その前に一応Mac側でダウンロードしていたのだが、
NetBSD/Mac68k Installer でNetBSD側へコピーすることができなかった。接尾
辞が「.tgz」だからかな、と憶測)。
XV(画像ビューア)のインストール。GUI的ファイル操作も可能で、インター フェースが何やらMac風。
AfterStep の Wharf(ランチャー)の設定に悩む。日めくりカレンダー (asclock)が収納できない。
Mule の表示フォントの大きさ(16ポイント)への戸惑いが緩和されない。
一行の文字数を揃える方法が知りたい(メールを書くとき困る)。
Fetchmail が使えるようになる。ホストの設定(「/etc/hosts」)を適当
にいじって、この機械にもIPアドレスを与えてやったら、エラーが出なくなっ
た。
ちなみにこの時点で使っている Fetchmail のヴァージョンは4.3.9。
最初1.2GBのA/UX領域にインストールしようとして失敗し、800MBと400MBに パーティションを切って800MBの方に無事インストール完了し、400MBの方は遊 んでいた。それをマウントさせ、「/usr/pkgsrc」として使ってみる。参考に したのは「神山本」の244〜245ページ。
Perl を動かしてみる。
最初インストールしなかった「games」ディレクトリを入れてみたら、
Rogue のクローン、素因数分解プログラム、素数リスト作成プログラム、乱数
発生器等々、試してみたいものが一杯あった。
素因数分解、けっこう速い。受け付ける数は10桁の途中まで。
音が出ない。
Jvim 2.0(日本語対応のviクローン)をダウンロードして入れる。
「三浦本」のおまけに収録されていたMozilla(Netscape Navigator)のバ イナリを入れてみる。動いて繋がったし日本語も表示できたけれど、いかにも 異常を感じさせる歪んだ画面とすさまじいエラーダイアログの嵐にめげて、使 い続けることは断念する。
パッケージから Lynx(文字ベースのWebブラウザ)を入れる。文字コード をEUCに設定してKtermで起動させると、日本語も表示された。が、画面の書き 換えがうまく行われず、日本語はあきらめる。
パッケージから NcFTP2(FTPクライアント)を入れる。
FreeBSDのFTPサイトから、W3(Mule用のWebブラウザ)のportをダウンロー ドし、makeに挑戦。Makefileがうまく書き換えられなくて失敗。
Muleでアラビア語を扱えそうなことを発見。アラビア文字のフォントさえ あればいいのだ、と興奮してダウンロードする。詳しくは「NetBSDでアラビア語」コーナーを参照。
gn-1.40(ニュースリーダー)をダウンロード。早速インストールし、ニュー スグループというものに初めて足を踏み入れる。なかなか厳しい世界のようだ。
W3のmakeにようやく成功。NetBSDでも日本語のWebページをブラウズできる ようになった。遅くて不安定。詳しくは「MuleでWWW」コーナーを。
操作ミスで、ホームディレクトリのファイルをごっそり失う。自分がいる 場所を勘違いして、「rm ./*」とやってしまった。ドットファイルとディレク トリが消えずに済んだのはせめてもの救い。二度と同じミスは繰り返したくな いので、「alias rm rm -i」と設定する。これで、「消してもいいか?」と確 認メッセージが出るようになる(ディレクトリを消す時などはいちいち「y」 と答えるのが面倒くさいから、「rm -rf」とする)。
Ktermを起動した時に現れる、
Couldn't set locale: ja_JP.eucJP,ja_JP.ujis,ja_JP.EUC,japanese.euc,Japanese-EUC,ja,japan
というメッセージを消したくて、あれこれ情報を探る。NetBSD は未だ locale に対応していないから、このメッセージを消すことは出来ないらしい。 とわかってがっかりする。(参照:Mark's MacBSD Site)。
Muleが起動しなくなる。「libcanna.so.1.0 が見つからない」というメッ セージが出るのだが、探してみたらちゃんと存在する。Macならこういう時は 再起動だな、と思って再起動したら直った。
メールに添付されたBinHexファイルがデコードできなかったので、パッケー ジからuudeviewというツールを入れる。
Ng(Emacsの機能縮小版 Mg の日本語対応版)をダウンロードして入れよう とする。ソースの方はmake中にエラーが出てコンパイルできない。コンパイル 済みのやつは Kterm の上で動かない。あっさりあきらめる。
パッケージから Xearth(ルートウィンドウに地球を表示して回転させるお 遊びアプリ)を入れる。南半球が明るいことに感動。
AfterStep 1.4.5.55N6 をダウンロードして入れる。make中にエラーががん がん出まくるので、Makefile の関連部分を片っ端からコメント化したり削除 する。荒っぽい対処法だが、どうにかインストールできた。設定が階層化して うっとおしくなってる。pager がデフォルトで4つも走るのは邪魔(2つに減ら す)。またしても asclock は走ってくれない。画面はきれい。単なるNeXTク ローンの枠を超えて、Macの Kaleidoscope や Niji みたいにlook & feel をいろいろ選べる(Mac風にすると実に情けなくて素敵)。
Mewで書いたメールをまとめて送信する方法を知る。「.im/Config」に以下 の設定を追加 (アンコメントするだけでいい)。
QueueDir=queue Queuing=yes JustQueuing=yes
後はコマンドラインから、
# imput -q
「/usr/share/misc/termcap」の Kterm の項目を書き換えてやれば Ng を 起動できる、と知る。(参照:Endow's Note)。
kterm|kterm kanji terminal emulator (X window system):\
:es:hs:ds=\E[?H:eA=\E(B:fs=\E[?F:ts=\E[?E\E[?%i%dT:\
:tc=xterm-r6:
と書き換え、「# cap_mkdb termcap」で「termcap.db」を作り直す。
AfterStep 1.4.5 にしてから、Mule 上で fill したくて「M-q」を入力す ると、別のウィンドウへ飛んで行ってしまうことに気付く。設定ファイル (feels.PureNeXT))を見ると、Windows-like のキー割り当てということで、 「Alt + ...」の組合せにいろんな動作 (desktop の移動、画面のスクロール など)が割り振ってある。まったくもって余計なお世話。即刻設定削除。
Ktermからは日本語タイトルの日本語メールを送れるはずなのに、文字化け して日本語にならない。理由をあれこれ探すうち、「.Xresources」に、
KTerm.VT100.EightBitInput: false
という項目を付け足していたのに引っかかる。文字面からして、Kterm 上 で日本語入力を可能にすることを禁じる設定だ。これをコメント化して、無効 にしてみる。すると、思惑通り、Kterm 上で日本語のメールを送れるようになっ た。何故こんなオプションを加えたかというと、Ng で Metaキーを使えるよう にするためなのであった。
当然の成行きとして Ng は Metaキーが使用不能になった。Emacs系のエディ タでMetaキーが使えないと、とてもじゃないけど使えない。
hfs(Macパーティションにアクセスできるツール。ヴァージョンが何と 0.00)をダウンロードして入れる。読み出しとコピーだけで、書き込みは出来 ない。Xterm からだと日本語ファイルが表示できないので、Kterm の上で動か したらどうだろう。
と思ったのがトラブルの始まり。 Kterm から hfs を呼び出した途端にエ ラーが発生し、筆者に取ってNetBSD史上初のデバグモードに落ちてしまう (MacsBug は嫌ほど経験してるけど)。デバッガの使い方は知らないし、普通 のシェルコマンドは受け付けてくれない。「help」で一覧されるコマンドをい くつか試してみても無駄。これで駄目なら電源落とすのかな、と息を呑みつつ 「reboot」する。再起動はできた。
再びNetBSDへ戻ってくると、正常なプロセスを踏んで終了していないから、 ファイルシステムのチェックに10分くらいかかる。異常はなく、ログイン完了。 Kterm は懲りたので、今度は Xterm 上で呼び出す。HD の第一階層は問題なく 認識しが、一段深く潜ろうとすると、エラー。再びデバグモード。「MMU fault」という事態が発生しているらしい。再び reboot。
何度試してもデバグモードへ突き落とされる。渋々、この便利そうなツー ルはあきらめる。
NetBSDと直接の関係はないが、Webで「ハロウィーン文書」(Eric S. Raymond 註解、山形浩生訳)を読む。米マイクロソフト社が Linux や Apache などのオープンソースソフトウェアの脅威と対策についてまとめた内 部文書(と言われるもの)。元々HTMLで書かれているようだが、タグの付け方 が想像を絶して醜い(MS-Word で作ったんだって)。160KBほどのファイルを W3 に読み込ませると、表示するのに30分くらいかかった……。