スケッチ記録の見方・読み方

サンプル
彗星

スケッチ記録の見方・読み方

H・B彗星と書いてあるのは、ヘール・ボップ彗星の事です。( )して、1995 O1とあるのは、1995年に発見された彗星で、Oは、A,B,C......のアルファベットのOです。その年に発見された順に、A1,A2,A3.....Z8...のように名前が付されますが、これは正式な彗星の名前で、普通、テレビや新聞では、発見した人の名前をつけて彗星の名前としています。
スケッチの円の外に、N,S,E,Wとして矢印がしてありますが、これは英語の頭文字で、Nは北、Sは南、Eは東、Wは西です。望遠鏡を覗いて、見えている方向を示しています。
1997年3月24日20h17m(JST)というのがスケッチの右上にありますが、これは1997年の3月24日の20時17分(午後8時17分)(日本標準時)にスケッチをしたと言う意味です。
LX200-25は望遠鏡の名前で、25cmF10シュミカセというのは、口径(レンズや鏡の直径)が25cmで、焦点距離が25cm×10=250cmであり、シュミット・カセグレイン式望遠鏡という意味です。
LE7.5oとかLE12.5oとかOr7oとかいうのはアイピースと言って、望遠鏡の焦点にできた星の像を拡大してやるためのレンズで凸レンズや凹レンズを何枚も組合わせて作ってあります。数字は、アイピースの焦点距離です。
83×とか、200×とか、333×は、望遠鏡の倍率で、望遠鏡の焦点距離250cm=2500oをアイピースの焦点距離で割り算すると求められます。
シュミット・カセグレン式望遠鏡の焦点距離は、プリズムと言って見やすくする道具を使うと、本来よりも長くなってしまいます。それで、天頂プリズムと書いてあるスケッチは前の式の倍率よりも少し高くなります。
透明度というのは、空の澄み具合の事で、5段階で表します。5/5はすごく澄んでいて、1/5はすごくボーっとかすんでいる空の状態を表します。5/5→4/5→3/5→2/5→1/5の順によります。0/5というのは、曇っている状態で、そのままでは星は見えませんが、望遠鏡で見ると、やっと見えるといった状態です。
シーイングというのは、望遠鏡で見ている星がどれだけ、ゆらぎもしないで、良く見えるかを表す言葉で、普通10段階で表しますが、このヘールボップ彗星に限って、5段階で表しました。5/5はすごく安定している状態で、ゆらぎはありません。1/5になると、星がゆらゆら揺れて、すごく見えにくい状態です。5/5→4/5→3/5→2/5→1/5の順になります。

白地カード

観測記録カードについて

L !FE J 880という、ビジネスカードを使用しています。色はアイボリー色で大きさはB6版用紙の大きさです。表面はつるつるしています。
真中よりすこし左よりにコンパスで直径10cmの円を描き、その中にBないし2B程度の硬さの鉛筆でスケッチしていきます。



        スケッチというものについて

普通、星は明るく、バックの夜空は暗いので、星(彗星)は白く描くはずなのですが、そのためには、黒い紙が必要です。黒い紙がないので、白い紙に描かなくてはなりません。明るい星や彗星は鉛筆で黒く描きます。そして、バックの空は、反対に白いままで何も描きません。
だから、濃く黒く描かれているところは、ほんとうは白く明るく。白く明るいところは、ほんとうは暗くて黒く見えます。
私は、絵が下手なので、上手に描けていませんが、練習を重ねれば、上手に描けるようになります。




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