スケッチ基礎知識
このページは中井さんから寄せていただいた原稿をできるだけ忠実に載せています。
まず彗星についての簡単な説明
彗星(すいせい)は元々、雪だるまをすごく大きくした丸い汚い雪のかたまりみたいな物です。普段は、太陽からすごく遠くにあり、見えませんが、太陽に近づくと、その雪のかたまりが、太陽の熱で蒸発して行き、雪のかたまり(核といいます。)の周りに大きなボーッとしたコマ(彗星の頭の部分)になって、明るく見えるようになります。
そのコマから、尾が伸びて見えるものもあります。ヘールボップ彗星は、その尾がすごく良く見えた彗星です。尾には2つの種類があり、彗星の進行方向の後ろに伸びる尾は、ダストテイル(ちりの尾)と呼ばれ、黄色っぽい色に見えます。もう1つ、太陽の光に対して、その真後ろに伸びる尾はイオンテイル(イオンの尾)と呼ばれ、青っぽい色に見えます。
観測に使った望遠鏡について
LX200-25という、アメリカ製のちょっと変わった望遠鏡です。1つか2つの星を望遠鏡の視野に入れると後は、見たい星をコンピューターに教えると、自動的にその星を入れてくれます。
望遠鏡も太くて短くて、望遠鏡って感じはしませんが(?)、これは特殊なタイプで、シュミット・カセグレイン式望遠鏡と言います。
※写真は、自宅の駐車場に設置した状態のLX200-25です。画面の手前が北で、自宅のアンテナなある方向が南になります。ここなら、自分の車の前なので、後は右と左に置いてある車の通路を邪魔しないように置けばOKです。ただし、視界は周囲の建物により、相当制限を受けます。
観測地について
自宅の庭を中心にして、星を見ています。ヘールボップ彗星は、地平線に近く見えることが多く、自宅の庭から見えない時は、近くの公園のすぐ上に堤防があり、そこに望遠鏡を運んで見ました。
ヘールボップ彗星が夕方、北西の空から、西の方に寄って見えるようになると、自宅の2階のベランダに望遠鏡を置いて見ました。
自宅は広島市の西の端(はし)に位置する佐伯区の海辺です。
2回だけ、空の暗い山奥に行って見ています。その山は、山口県の羅漢山のふもとにある羅漢高原です。
ヘール・ボップ彗星の写真
1997年3月27日20h4m0sから40秒露出
カメラ:ミノルタXD 50o F1.7(開放) 固定撮影
フィルム:フジカラー スーパーG ACE800
場所:羅漢高原
※左下に見えるのがLX200-25。ちょうどヘールボップ彗星の方向を向いています。
右側に赤く写っているのは、カメラの内部LEDのせいです。(バッテリーを外すのを
忘れていました。)明るいコマ(頭部)から青いイオンの尾と赤っぽいダストの尾が
きれいに伸びています。
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