「備後府中 首無地蔵菩薩」『礼賛記』第1部>2


『地蔵大菩薩礼賛記』第1部

二、頭痛がなおる


(岡山市)S女(44才)


今生の五月の初め頃でした。

急に頭がいたくなり、後頭部がザクザクしてたまりませんでした。すぐ直るだろう位に思つていましたが仲々直りません。お医者に見て貰いましたが、自律神経失調症との事でした。頭がはげしくいたむ時には、道を歩いていても、まるで宙に浮いた様な気持でした。この痛みを何とかして、とりたいと思い.「針」(注:鍼)にも半月ほど通って見ました。よくなりませんので、良いと聞いた所には片端から当り、療法も試みて見ました。岡山の諸々にある効めのあると云われる地蔵さんをも随分拝んで見ました。ある宗教にも参りました。が、どうしても痛みがとれせせん。

その頃、山陽新開に府中市で首無地蔵が堀り出された記事が目に止りました。堀り出される迄のいきさつや、その後の治癒例などが報じてありました。このお地蔵さんにおすがりすれば或は直るかも知れないと思つて、昭和五十二年七月三日府中市の首無地蔵をたずねて行きました。新聞の通りお首のない小さなお地蔵さんでしたが、直りたい一心で、お願いし拝んで帰りました。

それからと云うもの、毎日頭の痛みがありましたのに、一週間の中に二日位いたんだ程度で痛まない日が多くなりました。この地蔵さんにお願いすれば確かに聞いて下さると、自信が深まり一週間後に二度日のお参りを致しました。頭の痛みも一層うすらいでゆく様な気が致しました。

七月二十日、当日はお地蔵さんの例祭でした∽で三度日のお参りをしました。その夜の事です。今までにない痛みが急におそつてまいりました。先導者より教わりました地蔵経

 「おんかかかびさんまいそわか」

を繰返し一心にとなえておりました。

すると、突然頭の中がビクツとした様な衝撃を覚えました。それを境に、痛みはうす皮をはぐ様によくなりはじめ、朝方には頭痛は完全におさまつていました。

之が最後の痛みでした。九月二十日すがすがしい気持と喜びの心をいだいて、お地蔵様にお礼に参りました。何とお礼を申してよいかわかりません。御徳高く慈悲深きお地蔵様、有難う御座居ます。ありがとうございます。

   南 無 地 蔵 大 菩 薩

   南 無 地 蔵 大 菩 薩

合掌

昭和五十二年九月二十日