「備後府中 首無地蔵菩薩」『礼賛記』第13部>6


『地蔵大菩薩礼賛記』第13部

六 腰の打撲傷がなおる


(松江市古志原町)M男(84才)


私は四年前より老人健康法の会長をしています。

昭和五十六年の五月のことです。孫のために上げた鯉のぼりが家の電線にひっかかりました。それを取るため、長はしごを取り出して登りました。はしごの頂上にのぼった途端に、足がはずれて地上に転落致しました。運悪く地上に杭が立っていて、いやというほど腰を打ちつけました。そして当分動けない有様でした。

丁度その頃Oさんが、弘心会の首無地蔵参りに誘って下さいました。まだ腰はひどく痛んでおりましたが、我慢をしてバスに来り込みました。府中市までは遠いバスの旅でした。地蔵坂をやっと登って、軽い気持でお地蔵さんを拝みました。帰りのバスの中は何だか腰が楽になり、松江市に着くまでに完全に痛みはとれておりました。

何と効き目の早いお地蔵さんでしょう。私は地蔵堂でそれほど一生懸命に拝んではいなかったのに、誠に不思議でした。

その後は老人連れで中国に旅行しましたが何ともなく、昭和五十七年秋の島根国体では老人健康法の体操も教えました。腰の治つた翌十一月にお礼参りをさせて戴きました。

誠に有難い御地蔵様です。皆様もお蔭をもらって下さい。

合 掌
昭和五十八年八月二十三日