(岡山県倉敷市)N女(65歳)
私は首無地蔵に毎月月参りをしていました。既に十年以上は参っています。息子もここ数年、本気で参拝しています。息子は電気工事の仕事をしており、不景気の時にもお蔭様で店は繁昌しておりました。
平成七年六月、私の頬が急に腫れ、のどまで腫れてきました。病院に行きますと、ガンの疑いがあり、二〜三日の寿命と宣告されました。その位ひどい症状であったようです。即刻入院し、すぐ手術するように言われました。私は入院や手術がいやなので、その病院を断りました。二日後娘が別の病院を探してくれました。その病院は入院せずともよいということで診察を受けました。そこで私の為に一番よいと思われるK病院を教えてもらい、紹介状も書いて頂き、そこの耳鼻科で診察を受けました。後に内科に替わり、私には抗ガン剤が合いそうなので、それを注射しながら様子を見ようということになりました。抗ガン剤を注射しますと一日半でのどの腫れは引きました。胃や肝臓にも腫瘍があるとのことで、抗ガン剤注射と薬を併用しておりました。お蔭で半年で退院出来ました。平成七年十二月十五日のことです。入院中は娘が、店の商売用のお酒をもって首無地蔵に参り、一生懸命祈ってくれていました。
平成八年一月四日、正月参りを兼ね首無地蔵にお礼に行きました。境内は沢山の人で賑わっていました。
私は食堂を経営しています。店では地の酒「さつき心」をお客に飲んで頂いています。このお酒を毎年正月に首無地蔵にお供えするのが行事となっています。本年の正月にも「さつき心」を供え、厚く厚く御礼を申し述べました。病気が好転したのはお地蔵様の力と信じています。
私の主人は昭和五十七年に亡くなっています。主人の生存中はよく一緒に参っていましたので、かれこれ十五〜六年は地蔵参拝したことになります。
のどのリンパ腺腫は完全に消えました。医者は抗ガン剤が私の体質に合ったのだろうと申されます。抗ガン剤はきつい薬なので、肝ぞうを痛め、目下その治療を行っています。のどの方は一年近くもなりますが、その後悪化もせず何ともありません。良き医師にめぐり合えたことも幸運でしたが、首無地蔵のおはからいもあり、大きなお慈悲を頂いたと思っています。
自分の身の回りのことは自分で出来るようになり、お店の手伝いも出来て、楽しい日々を送っています。お地蔵様有難うございます。今後ともお守り下さい。
おんかかかびさんまえいそわか
(平成八年十一月十三日)