笹杢 (ささもく) 笹の葉が折り重なったような先の尖ったギサギサ模様の杢。杉の老木などに稀に現れ、和室の天井板や障子の腰板などに珍重される。
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如鱗杢 (じょりんもく) 欅(ケヤキ)や槐 (エンジュ) などに稀に現れる魚の鱗 (ウロコ) のような木目。魚鱗杢とも言う。
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筍杢 (たけのこもく) 筍を縦に割った様に中央が山形になった典型的な板目の杢で、木目がはっきりしていて均整がとれた美しいものを指す。山杢とも言う。
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鳥眼杢 (ちょうがんもく) 小鳥の目のような小いさな円形の斑点が、板にたくさん散らばって表われる杢目。「鳥目杢」とも書く。カエデ類に多く、バーズアイメープルとして有名。
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鶉杢 (うずらもく) 鶉の羽の模様に似ることからこう呼ばれる。針葉樹の屋久杉や赤松の古木によく現れる。
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玉杢 (たまもく) 樹木の瘤(こぶ)のような所をスライスすると現れる、比較的大きな同心円形の模様。欅や楠によく現れる。珠杢とも書く。
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縮杢 (ちぢみもく) 木目が波状に縮んでしわがよったように見える杢。縮緬杢(ちりめんもく)、波状杢(はじょうもく)、カーリー杢とも言う。また、バイオリンなど弦楽器の甲板に重用されたことから「バイオリン杢」とも言う。栃(とち)、シカモア、カエデ類に現れる。
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葡萄杢 (ぶどうもく) ちいさな円形の模様が連なって、まるで葡萄の房がぶら下がっているように見える杢。バラ科の樹木や楠の木などの根瘤に希に現れる珍しい杢目。高級車のダッシュボードなどに使われている。
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虎斑 (とらふ) 楢(ナラ)やオーク材などブナ科にみられる斑紋で、柾目を横切るような帯状の杢を斑(ふ)と言い、斑が大きく虎の毛のような斑点模様に見えるものを指す。シルバーグレイン(銀杢)とも言う。
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泡杢 (あわもく) 比較的小さな円形の模様が散らばって現れるもので、水中に浮き上がってくる泡粒に似ていることからこう呼ばれる。
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縞杢 (しまもく) 年輪の模様とは異なり、色素によって縞目模様を呈する杢。ゼブラが代表的で、チーク、黒柿、黒檀などにも現れる。
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牡丹杢 (ぼたんもく) 玉杢と同様に大きな円形の模様で、同心円の輪郭が鋸の歯並びのようにギザギザになっているもの。牡丹の花弁に似ることからこう呼ばれる。
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孔雀杢 (くじゃくもく)
孔雀の羽のような杢目で黒柿に希に現われる。黒柿自体が希少で、その中でもごく僅かしか現われず、非常に高価となる。
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鯖杢 (さばもく)
幹が二つに分かれた部分に現われる独特の木目をサバ杢と言う。二股杢とも呼ばれる。
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斑紋杢 (はんもんもく)
材面に斑点のような放射組織が現れた装飾的に富んだ杢を指す。
特に、レースを編んだように綺麗なものをレースウッドと呼ぶ。
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リボン杢 木理が交錯している木材を柾目板に挽いた時に現れる木目で、光の反射具合によって順目と逆目が交互に縞模様になって見えるもの。縄目杢、矢羽根杢とも言う。
サペリ、マホガニー、ラワンなどに見られる。
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スポルテッド杢
樹木の亀裂などから雨水が染み込んだ際に、内部にカビや細菌などが繁殖して黒く筋状に変色して出来た造形的に美しい模様。
スポルテッドメープルが有名。
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バール杢 樹木の根の近くにできる瘤 (こぶ) をバールと言い、瘤を挽い際に現われる木目模様の総称。瘤杢 (こぶもく) 、根杢 (ねもく) とも言う。
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