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ポール P.ハリス ( PauI Percy Harris )

ロータリーの創始者、職業は弁護士。1868年4月19日、米国ウィスコンシン州 ラシーンに生まれる。1905年2月23日、ロータリーの最初の会合をシカゴのユニティ・ビルで開く。参加者は、ポール・ハリス(38歳 PauI Percy Harris)の他3人の若い実業家 で、石炭商シルベスター・シール(Silveste Schiele)、鉱山技師ガスターバス・ロー ア(Gustavus Loehr)、および洋服仕立業ハイラム・ショーレー(Hiram Shorey)達であ った。1907年にシカゴロータリークラブの会長となり、1910年には全米ロータリー連合会を設立し会長となる。
ポール・ハリスは1947年1月27日79歳で逝去。
 
※参照-002
  
【ロータリーのはじめの4人】
左から ガスターバス E ローア、 シルベスター・シール、 
ハイラム E. ショーレー、 ポール・ハリス

 
 ロータリーの始まりは、1905年2月23日の夜のことでした。当時日本では、日露戦争の真只中のことです。
この夜、アメリカのシカゴ市で、4人の市民が、歴史的ともいうべき集会を開きました。
青年弁護士ポール・P・ハリス、石炭商シルベスタ・シール、鉱山技師スターブ・ロア、洋服商ハイラム・ショーレです。この会合の背景には、都会の孤独感、疎外感そして潤いのない社会の満たされい人たちの何かを求めようとする、やむにやまれぬ気持ちが読み取れるのではないでしょうか。
そのような意味で、ロータリーの誕生は、歴史的必然の所産ともいえるでしょう。索漠たる大都会の中に”人の暖かさを求める”この4人が、新しい友人として、まず肩を寄せ合ったことは、ロータリーの誕生として意義深い日でありました。
 
こうして、”まず親睦から”ロータリーは始まったのです。そして、その夜すでに”一職業一人の会員からなり、相互扶助と親睦をモットーとする”というクラブの理念が確立されたのです。そして更に、会員の資格、例会場の廻り持ちなど、会員の増加と共に、任期、会員資格の得喪などの規定も順次加わり、クラブは急速に成長しはじめました。そして特筆すべきことは、クラブの理念として社会的自覚が加わり、”社会のためにもなる”という目標を持つ一大改革期を迎え、ここに今日のロータリーの原型が固まって来たことです。そして、会員が増えると共に、この実践理論は更に飛躍的に発展し、国際的に受け入れられる処となり、世界の隅々に至るまで(共産圏を除く)拡大し、大きな功績を持った団体にまで発展したのであります。  


”ロータリーは生きている。”それが為には、今日までいろいろ試行錯誤を繰り返しながら、現在187の国家および地域に広められ、クラブ数26,373、会員総数は、1,169,649名のロータリアンを擁するまでに成長し、なおこの奉仕哲学は、日々磨かれ、成熟し、20世紀の文化史上最大の所産とまでいわれるようになりました。国際ロータリーは、2004年に創立100周年を迎えましたが、更にこの奉仕のエネルギーは、脈々と生き続けて行くのであります。そしてこの歴史を作るのは私達であることを深く銘記し、先輩ロータリアンに恥じることのないロータリアンとなるよう、自己研鑽に努め、奉仕の輪を周囲に拡げていくよう努力しようではありませんか。
 


 

米山 梅吉

わが国のロータリークラブは1920年(大正9)10月20日、当時、三井銀行の重役であった米山梅吉氏が、初めて東京にこれを創立し翌10年4月1日、世界で855番目のクラブとして加盟承認されました。その後第2次世界大戦の結果、一時国際ロータリーから脱退するのやむなきに至ったこともありましたが、その間もよくロータリーの精神を堅持して会合に努め、その神髄と組織を維持し、戦後国際ロータリーに復帰するや、ますます発展、現在では北は北海道、南は沖縄まで、クラブ数、2,326、会員数102,197人(2005年11月末現在)に達し、なおすべての都市、すべての町にその理想の翼を広げる努力を続けております。会員は地域内の理想にもえる堅実な実業家、専門職業人の中から定款により、1業種1人を選び、週1回のクラブ例会出席によって、各種職域人の交友を通じて地域社会へのより多くの奉仕の機会を得ようとはかっております。

              
            ※参照-004

1.ロータリーの本質
ロータリーを貫くもの、それは奉仕というものの考え方であります。
即ち、
”人間は自己の為にと、色々考えたり、行動をしますが、自分のことだけを考えずに、それと同時に、相手を含めて、廻りの人のことも考えて行動しよう”ということです。言い変えれば、”相手の身になって、思いやりと友愛で、相手と共にやっていこう”という考え方で、世間で言われている”奉仕”とは若干相異ちますが、ロータリーではこれを”奉仕”と言い、”奉仕の理想(観念の意)”とも言われています。然しロータリーは宗教ではありませんので、自分を犠牲にしてまでの奉仕を求めているでのはなく、利己と利他を調和させよ、といわれており、又ロータリーでは実践に重きをおきますので、実践のともなわない奉仕は考えられないと思われます。
 
2.ロータリーの目的
ロータリーを貫くもの、それは奉仕というものの考え方であります。即ち、
”人間は自己の為にと、色々考えたり、行動をしますが、自分のことだけを考えずに、それと同時に、相手を含めて、廻りの人のことも考えて行動しよう”ということです。言い変えれば、”相手の身になって、思いやりと友愛で、相手と共にやっていこう”という考え方で、世間で言われている”奉仕”とは若干相異ちますが、ロータリーではこれを”奉仕”と言い、”奉仕の理想(観念の意)”とも言われています。然しロータリーは宗教ではありませんので、自分を犠牲にしてまでの奉仕を求めているでのはなく、利己と利他を調和させよ、といわれており、又ロータリーでは実践に重きをおきますので、実践のともなわない奉仕は考えられないと思われます。
国際ロータリーの理事会は、ロータリーの目的を、”ロータリーは人道的な奉仕を行い、あらゆる職業において高度の道徳的基準を守ることを奨励し、かつ、世界における親善と平和の確立に寄与することを目ざした実業人及び専門職業人が世界的に結び合った団体である”と正式に定義しています。これはいうまでもなく次の綱領に基づくものであります。
 
3.ロータリーの綱領
ロータリーの理念を端的に表現したもので、定款第3条に掲載されてあります(本文省略)。米国人が主となってつくりあげた思想を、凝縮しきった格調高い英文で表現しているだけに、それの翻訳は大変難しく、定款第3条を読んだだけでは、わかり難い文章になっていますが、次のように理解していただければ良いのではないかと思います。
(以下、小堀憲助著ロータリー思想の理論構造より抜粋)
ロータリーは、奉仕こそ企業の基礎たるべきものと考え、この理想を提唱することをもって、その目的とする。また、この提唱に当っては以下の点を特に留意するべきものとする。
 

第1
奉仕のため心の友を得ること。
 

第2
高い職業倫理基準の達成。職業に貴賎なしとの認識。ロータリアン各自が、自己の職業を天職と心得るべきこと。
 

第3
全ロータリアンがその個人生活たると企業生活たると、社会生活であるとを問わず、奉仕の理想を実践すること。
 

第4
奉仕の理想に結合された職業人の全世界にわたる親睦を通じて、国際的理解、善意と平和とを達成すること。
  
4.ロータリーの標語
1 Service above Self  (超我の奉仕)
2 He Profits most who serves best  (最も多く奉仕するものは多く報われる)
 

この二つは1911年のポーランド大会で、前者は、ミネアポリス・クラブのコリンズ、後者は、シカゴ・クラブのシェルドン、によって発表されたのが、後1950年のデトロイト大会で、ロータリーの正式モットーとして採択された標語であります。 

 
5.四つのテスト
われわれがものごとを考え、言い、または為そうとする場合はこれに照らしてから。
1
.真実かどうか
2.みんなに公平
3.好意と友情を深める
4.みんなのためになるかどうか

   
この四つのテストは、ロータリアンの日常の言行即奉仕の実践に当って(特に職業奉仕において)、自己反省方式の一つとして高く評価されています。これはハーバートJ.テーラー(1954〜1955年度R.I.会長)が1932年、破産寸前のアルミニウム会社の建直しを引受けた時、この方式を考えて経営方針とし、見事に会社を復興させたといわれています。1954年、テーラーはその版権を国際ロータリーへ譲ったのであります。
 
6.ターゲット
毎年5〜6月に開かれる国際大会で国際ロータリーの会長、理事、その他の役員が選ばれ、全ロータリークラブの統轄運営に当るのですが、歴代会長はその就任に当って、その年度の運営方針を発表するのが例であります。これをターゲット( Target )と呼んでいます



   

    
There is, fortunately, no copyright on the spirit of Rotary      (PauI Percy Harris )
  
※ロータリー精神には版権という概念は存在しない            ポール・ハリス