1999年1月25日から、ニュージーランドのミルフォード・トラックを歩いてきました。
ミルフォード・トラックは、ニュージーランドの南島にある「世界一美しい散歩道」と言われる、全長54キロのトレッキングコースです。
それは、また自然保護の見地から「世界一管理の厳しいハイキングコース」で、1日の入山を48名に制限しています。
そして、一国からは半数の24名までです。
コースは、完璧に整備され、迷うこともなく、専門のトレッキングガイドと共に歩きます。
ロッジは、いずれもシャワー、水洗トイレが完備していて清潔で、美味しい食事が赤白のワインと共に用意されます。
1月24日は、まず、クライストチャーチを見学してから、昨年フラワーコンテストで優勝した家庭を訪問して、庭を見せていただきました。
パソコンで管理しているという庭は、日本の一年中の花が一度に咲いている感じで、その管理の良さに、ただただ感心するばかりです。
芝生も、草一本なく、綺麗に刈られて究極の芝生でした。
工場部門で優勝した工場、通り部門で優勝した通りを見学しました。どこも芝生がきれいで、芝刈りはご主人の仕事で、1週間に1度するそうです。
その後、飛行機でクインズタウンへ向けて出発し、クインズタウンで、レストランの庭でバーベキュー・ランチでしたが、牛肉、豚肉、鶏肉に加え、鹿肉を初めていただきました。
アイスクリームが、とても美味しかったです。
それから、バスでテ・アナウへ向けて出発、途中、羊の群に道をふさがれ、羊が通り過ぎるのを待ちました。渋滞のないNZで、時々、こういうことがあるそうです。
テ・アナウでは、夕方から、一緒にミルフォード・トラックを歩く各国のメンバーと、カクテルパーテイを楽しみました。
1月25日、朝、ミルフォード・トラックの説明会。トラック内で使う袋状のシーツを借り、荷物の整理の後、全員で記念撮影をして、バスでテ・アナウ・タウンズへ。
そして、ボートでテ・アナウ湖を渡り、トラックの出発点へ。
日本のメンバーで記念撮影をして、最初のロッジ、グレードハウスへ向けて出発しました。
この日は、グレードバンまで少し足慣らしをし、夜は、夕食後、各国ごとの自己紹介や、日本対オーストラリアのピンポンボール・ゲームで盛り上がりました。
1月26日、ミルフォード・トラック。
いよいよ、トランピングの本番で、16キロの行程で、
朝、お弁当のサンドイッチ、フルーツ、スイートをいただいて出発です。
晴天の下、クリントン川にかかる長い吊橋を渡って、川に沿って歩きます。エメラルドグリーンの水はあくまで透き通っていて、大きな鱒がゆったりと泳いでいます。ロビン、ファンテールなどの人懐こい野鳥に出会いました。
フィレレ・ロッジで、ジュースをいただき、ランチを食べましたが、いたずら好きのケアが来て、仲間のザックのファスナーを5センチほど開けました。
ロッジで、靴を外に置いておくと持っていってしまうそうです。
今日のロッジは、ポンポローナ・ロッジです。
1月27日、マッキンノン峠越え、約15キロの行程です。
前半は、谷を歩く割と平坦な道で、マウンテン・リボンウッドの白い花が並木のようになっていて、日本の桜のように綺麗です。
三段からなるセントクインテイン滝を眺めながら清流の上流を目指します。
途中ニュージランドの方と、私が日本語を教え、彼からマウイ語を教えていただきながら、歩きました。
次第に登り道になり、峠に向けてジグザグの道に、この辺には、マウント・クック・リリーが咲いているはずなのですが、時期的に遅く、花を見ることはできません。でも、マウンテイン・デイジー、コロミコなどが咲いています。
この頃から、天気が悪くなって寒くなって来て、テ・アナウで買ったフリースの上着を着ました。
峠の記念碑を過ぎ、峠(1,150M)で記念撮影をして、小屋へ駆け込みました。小屋は、暖房されて暖かいコーヒーをいただき、ランチを食べました。
雨が降って来て、小屋で雨具を着て出発しましたが、しばらくすると雨が止んできて、青空も見えてきました。
沢に沿って、どんどん下って行き、クインテイン。ロッジに着きました。
到着後、荷物を置いて、サザーランド滝(落差580M)へ。世界で5番目に長い滝だそうで、さすが凄い迫力です。
クインテイン・ロッジの庭には、滑走路があって、セスナ機で遊覧飛行ができるのですが、この日は風が強く、中止になり、残念!
ロッジからの眺めは素敵です。
1月28日、いよいよゴールの日、22キロの距離です。
なだらかなコースを、マッケイ滝、ベル・ロック、ジャイアント滝などを通過し、途中のランチのところで大量のサンドフライに襲われ、食事もそこそこで出発しました。
無事、1番でサンドフライ・ポイントに着きました。54キロの全トラックを完歩することができたのです。
ボートでミルフォード・サウンドの景色を何気なく眺めていましたら、添乗員が「みなさん、この景色を当たり前だと思わないでください。こんなに晴れて良く見えることは滅多にないのですよ」と云われました。
ミルフォード・サウンドを横切り、ミルフォードトラックを歩いた人だけが宿泊できるマイターピーク・ロッジへ。
夜、シャンペンで乾杯して、完歩証授与式で完歩証をいただきました。外国の参加者が、スピーチや替え歌で感謝を表しましたが、こんな時、日本人は不器用ですね。
デイナーは、ワインは赤白飲み放題で、レストランの正面のマイターピークを眺め、素晴らしい体験を喜び合いながら素敵なデイナーでした。
1月29日、朝、素晴らしい天気の中、ミルフォード・サウンドのクルーズへ。
マイターピークを間近に眺め、美しい入り江や切り立った断崖。イルカやあざらしにも会え、遥かタスマニア海を眺めることができました。
その後、バスでテ・アナウへ戻り、ランチの後、ガイドさんや外国の方々と別れ、クインズタウンへ。
夕食は、イセエビの刺し身で始まった中華料理でした。その後、街を散策しながらホテルへ帰り、夜中、もしやと思ってホテルの外に出ましたら、南十字星が輝いていました。
1月30日、クインズタウンから、バスで、テカポ湖へ。途中フルーツ・ショップで、さくらんぼとドライ・マンゴーを買いましたが、佐藤錦より大きくて甘いさくらんぼが佐藤錦の
10分の1位の値段でした。
テカポ湖畔でフルーツ・ランチ。
食後、すぐ近くの「良き羊飼いの教会」に立ち寄り、クライストチャーチへ。
最後の夕食は、路面電車をチャーターしてのデイナーで、電車の窓から、町の景色を眺め、道路脇のレストランで食事中の人達と窓越しに乾杯したりして最後の夜を楽しみました。
1月31日、早朝、クライストチャーチからシドニーへ、シドニーで乗り換え、関空へと帰国の途に就きました。
お天気に恵まれ、素晴らしい旅行ができましたが
雨の多いニュージーランドで、マッキンノン峠以外、全て晴天で、こんなことは珍しいそうです。