牛乳1本(200ml)で1日に必要な栄養所要量のうち、
不足しがちなカルシウムは34%、
成長ビタミンといわれるB2が27%と特に豊富に含まれ、
良質なタンパク質も10%など摂取でき、
栄養バランスを改善できるうえ、
エネルギーは7%と少なく、
と言えます。
牛乳に多く含まれている乳糖という成分はオリゴ糖、
食物繊維と同様に善玉菌の栄養になり、
腸内の悪玉菌を減らし、
してくれるそうです。
ただし、牛乳を飲んでお腹をこわす人がいますが「乳糖不耐性」です。
腸の乳糖を分解する酵素が不足しているためで、
このような人はヨーグルトのような形で摂った方が良いでしょう。
血液中のカルシウム濃度が低下するとイライラすると言われます。
カルシウムには気持ちをしずめる作用があるといわれますが、
牛乳は吸収率の高いカルシウムが含まれます。
さらに必須アミノ酸「トリプトファン」は体内でセレトニンに合成され、
さらにメラトニンという眠りを誘う物質となるので
一層の安眠効果が期待できます。
また、乳タンパクから得られるペプチド(アミノ酸がいくつかつながったもの)には
免疫細胞を活性化させたり、
を持つものがあるとの研究もあります。
寝る前の牛乳は個人の適量(通常はコップ一杯程度)を、
できれば温めて飲むと体が温まって、
が一層上がるそうです
食事前に牛乳を飲むと体脂肪が落ち、
筋肉が増えるといった研究結果もあります。
牛乳を飲むことで血中のカルシウム量が増加すると、
カルシウム調節ホルモン(副甲状腺ホルモン)が働き、
脂肪細胞内のカルシウム濃度を低下させます。
これにより、脂肪の合成が抑えられ、
分解が促進されるのではと考えられます。
また、牛乳に含まれるタンパク質や、
色々な成長因子が、脂肪を盛んに燃焼させ、
筋肉や骨の合成を助ける可能性もあるそうです
最近の調査結果では、牛乳を飲む人のほうが、
飲まない人より体脂肪率が低いというデータがあります。
牛乳を食前に200mlほど飲むことで、
満腹感が得られ、食事の食べすぎを防ぐことができ、
あとは、一般的なダイエット時の注意と同じで、
間食を控え、3食きちんと食べる、
ウォーキングなど適度な運動をする、
こまめに体を動かす、毎朝体重を記録することは、
ダイエットにおける大原則です。
、
をぜひ実践してみてください。
牛乳のエネルギーは67kcal(100gあたり)です。
成人女性がコップ1杯飲んでも
一日に必要なエネルギーの7%弱程度ですので、
牛乳を飲んだから太るということにはならないでしょう。
牛乳の乳脂肪は消化吸収が良く、
幼児・児童から高齢者、
病気療養中の人にとっては大切な脂質摂取源となります。
牛乳には、アルブミンというたんぱく質が含まれており、
血管内に水分を引き込んで、
血液を増やす作用があるそうです
血液量が増えると、皮膚に近い末梢の血液量も増えますので、
汗をかきやすくなったり、
皮膚表面から熱を放散する機能が高くなったりするそうです。
つまり、体温を調節しやすくなるんですね。
熱中症は、体温調節機能が働かなくなり、
体温が上昇することで起こりますので、
血液量が増えて、体温調節しやすくなると、
熱中症を予防することができるそうです
牛乳を飲むタイミングとしては、
で
30分程度のウォーキングの後に
コップ1杯の牛乳を飲むことをを続けると、
普段の血液量も増加しますので、
なり、
暑さに強い身体を作ることができるそうです
牛乳がちょっと苦手という人は
ヨーグルトやチーズなどの乳製品でも代用可能です。
牛乳が苦手でも、
飲むヨーグルトは飲めると人も多いですよね。
これからは、夏の暑い時期に運動するときは、
牛乳を用意しておくと良いでしょう。
牛乳にはラクトースという乳糖成分が含まれますが、
これは大腸内でビフィズス菌などの善玉菌の餌になるという働きがあります。
そのため牛乳を飲むと腸内で善玉菌の増殖が促されて、
なります。
腸内環境が整えば自然と腸の働きも活発になるので、
というわけです。
冷たい牛乳は刺激が強すぎるという人は、
ホットミルクにして飲むようにしましょう。
その際にはスプーン1杯のオリゴ糖を混ぜて飲むと、
さらに腸内環境が整いやすくなるのでおすすめです
世界中の疫学研究をまとめたがん予防に関する報告書(2007年出版)では、
とされ、
ビタミンDも「可能性あり」と示されています
牛乳に含まれているビタミンAが不足すると
口腔、気管、消化器官の粘膜などにいろいろな症状がでます。
のどが弱く風邪をひきやすくなり
インフルエンザや肺炎などにもかかりやすくなるそうです。
また、などを持つ
「ラクトフェリン」というタンパク質も含んでおり、
するといわれています。
牛乳をたくさん飲むとカルシウムの摂取につながり、
である」との研究結果が
世界中の多くの研究者や医師により報告されています。
国内では、牛乳や乳製品の摂取量を増やすと
小児期にはに役立ち、
中高年期の女性の場合は閉経後の
骨量減少を抑えるという検証結果が発表されています
(2002年度厚生労働省科学研究など)。
牛乳に含まれるビタミンB2は、
皮膚や髪、爪などの成長に大きく関わっており、
になるともいわれているそうです