福生寺
(住所) 備前市大内
 西法院:備前市大内995
 実相院:備前市大内983
 福寿院:備前市大内999

(本尊) 十一面観世音菩薩

(御詠歌)
 大滝の 峰より落つる 滝のねは
   福智利生の みのりとぞ聞く  
( 見 所 )
 国重文・三重塔   
 備前市文化財・本堂・仁王門
 滝 (西法院裏庭)
( 由 来 )
当山は、古来大瀧山福生寺と総称する一山地で、
現在實相院、福壽院、西法院の三ケ院がある。

開基は、奈良時代天平勝宝六年唐僧鑑真大和上であり、
また報恩大師開創の備前四十八ケ寺にも加えられている。
時代の変遷にともない中古衰微していたが、足利尊氏の
発願により再興、代々の足利氏の外護を得、盛時は
三十三坊を数えた。
特に、三重塔は義教将軍の建立といわれる。
江戸時代を通じて十三ケ院と伽藍を整備し、現在の三ケ院となり、
法灯を護持している。

国道二号線より北へ二キロ、閑寂な大自然の中に、
本堂、大師堂、経蔵、鐘楼、三重塔、仁王門等が静かな
たたずまいを見せ、更に大瀧山熊山一帯は
県指定自然保護区、備前市名勝に指定されている。
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